• 2017.2.16
  • メンズ

【保存版】タキシードのプロが徹底解説!2017年度、新郎スーツを選ぶ時に知っておくべきこと!

【保存版】タキシードのプロが徹底解説!2017年度、新郎スーツを選ぶ時に知っておくべきこと!

東京・青山でオーダーメイドタキシードサロンをやっているTHE GENTS TOKYOのディレクターの室です。今回はこれから迎えるであろう結婚式において、新郎の衣装をどうやって選んだら良いのか、悩んでいる新郎新婦さんに向けてのコラムです。

新郎衣装の平均金額はおいくら?

新郎の衣装を選ぶにあたって、まず気になるのがお金の話し。みんな一体いくら位新郎の衣装にお金をかけているのだろう?と気になりませんか?
実は、ゼクシィ 結婚トレンド調査2016調べによれば、新郎の衣装にかける総額の平均は16.7万円です。

※ちなみに新婦の衣装総額の平均は47.4万円で2010年から4.6万円も増加しているそうです。

そして驚くべきことに、新郎の衣装の全体値のうち、30万円以上の人が13%もいること。20万円~25万円の人も17.4%もいるとのこと。30万、25万円という金額をたった一日の新郎の衣装代として払うって…かなりお金持ちですね。

もしこの金額で衣装を式場で借りようとしているのであれば、阪急メンズ館か伊勢丹メンズ館で新品が買える金額ですから、個人的には借りるよりはそちらがいいと思います。

また一方で9~11万円のレンジに17.3%という大きな山があります。

中堅クラスの式場でほどほどの貸衣装、セットプランに含まれている金額であればこのくらいの金額でしょう。

上記より、こだわり派は高級ブランドのタキシードを購入、11万円くらいまでであればデザインやクオリティーで最適なものを選べば、よいのではないでしょうか?

ご予算的にもう少し頑張れる方は、弊社のようなサロンでオーダーメイドタキシードを作るのもよいかと思います(一律12.9万円です)

新郎の衣装=派手は何故?

結婚式の新郎の衣装のイメージといえば、演歌歌手か70年台のディスコスターがステージで着ているようなツヤピカのロングタキシードを想像されると思いますが、実はそれは昔の結婚式の名残りです。

1980年当時、欧米式の結婚式が輸入された時代は、そもそも何を着るのが正しいのかわからなかったのです。だからその当時一番流行っていたスターのステージ衣装=主役を真似ました。(ディスコブームの最盛期です)

※今でこそアメリカなどフォーマル先進国ではホワイトドレスにブラックのタキシードが常識ですが、その時代はアメリカでもパウダーブルーの派手な衣装が流行っていたのです。日本の場合はその名残りがあるということ。

ちなみに、主役=派手というのはとんでもない恥ずかしい勘違いで、新婦のドレスを引き立てるべく、新郎は慎ましやかに凛と佇むのが正解です。

新郎が着る衣装の種類

衣装の種類としては、燕尾服、モーニング、タキシード、ディレクターズスーツ、ブラックスーツなど様々。しかし、消去法で考えても、新郎に残された衣装は実は1種類しかありません。

それはタキシードです。

夜の正装である燕尾服はオーケストラの指揮者くらいしか今では着用しませんし、天皇陛下の出席する夜のパーティーでも今は燕尾服はドレスコードから外れました。

昼の正装であるモーニングは内閣組閣の際の写真撮影で大臣達が着るか、新郎新婦のお父様が着るくらいで、新郎が着用するには大げさすぎます。

海外の挙式のベーシックはタキシードかブラックスーツですが、ブラックスーツは日本の場合ビジネスマンも着用するので違和感がある場合、必然的にタキシードになります。

ちなみによく古い衣装屋に置いてあるフロックコートというのは正式な礼装でも準礼装もなく、ただのステージ衣装です。

新郎衣装はレンタル or オーダーメイド or 購入する?

レンタル、オーダーメイド、それとも購入するか、自分のようにタキシードの専門家であっても悩ましいところです。

そこで、もし自分がもう一度結婚式を上げて、タキシードを買う or 借りてこいと言われたらどうするか?以下の3択に絞ってみました。

オーダーメイドで作る

サイズの合っていないスーツやタキシードほど、みっともないスタイルはありません。

肩はしっかりとはまっているか、胸周り、首後ろは浮いていないか、袖は長過ぎないか、パンツの丈は靴にかかっていないか、などタキシードはチェックポイントが最も多い洋服の一つです。

逆に上記のポイントだけでも抑えられれば、それなりに凛々しく見えるものです。

また生地の質感で華やかなパーティー仕様なのか、マットブラックで大人な雰囲気なのかなど会場や好みで調整がしやすいため、オーダーメイドでタキシードを用意するのは非常にアリな選択です。

またデザインという観点以外で、スポーツをやっていらっしゃる方など、太腿が発達している、肩幅が広い人、痩せ型で背の低い人など、物理的にレンタルの衣装が合わない方もオーダーメイドがよいと思います。

・高級ブランドのタキシードを購入し、お金をかけてお直しをする

もし自分がお金持ちだったら…TOM FORDやGUCCI,PRADAでタキシードを購入し、自分サイズにお直しするかもしれません。ただその場合最低でも30万円、お直し代が数万円はかかることは覚悟の上です。ただしそういったブランドの衣装を着ていることが自分への自信につながりますし、その価値はあると思います。

・旅の恥はかき捨て。徹底的にコストを抑えて2万円でブラックのタキシードを借りる

自分がとにかく衣装にお金をかけたくなければ、上記の9〜11万円すらも払いたくないのでインターネットで2万円の衣装を借ります。サイズが合ってない、デザインが素敵でない、そういったクレームはもちろんありますが、キラキラのロングタキシードを着て、一生の汚点を作るよりはマシです。

結婚写真は二人で一枚、素敵に見せたいなら彼の衣装が重要

もしこれを読んでいらっしゃる新婦さんが、新郎さんに2万円のタキシードを着せようとしていたら、これを覚えておいていただきたいのです。

結婚式は新婦さんにとっては特別な行事であり、お金も時間も全力で力を入れる場所です。

だからこそエステなどに自分磨きに徹底するのもよいですが、結局みんなが見ているのは、あなたのドレス姿だけではなく、新郎・新婦二人で一つの姿なのです。

ヴェラウォンやオスカー・デ・ラ・レンタの高級なウェディングドレスに身を包み、ハリーウィンストンの高いマリッジリングを指に光らせるのもいいですが、隣に経つ新郎が借りてきたネコのようなサイズの合っていないレンタル衣装か、クタクタの貸し回されたタキシード、時代遅れのフロックコートでは、周りは素敵とは思ってくれないと思います。

華やかなウェディングドレスを着た新婦、そして隣に佇む新郎は、自分のサイズにぴったりとあった漆黒のブラックタキシードに見を包み、新婦の純白のドレスを引き立たせる姿、それこそが見ていて美しいのです。

この記事を書いた人
THE GENTS , Asteir ブランドディレクター
東京・青山のプライベート・タキシードサロン THE GENTS, Asteirのディレクター。
メンズのフォーマルウェアの歴史や、コーディネートに含蓄が深い。
ウェディングプランナーや新婦さん向けの新郎衣装講座の講師等も務めている。

http://thegents.tokyo/blog/
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